小売店の明暗

先週のアメリカでは、2週間前の日曜日に起きたラスベガスでの史上最悪の無差別大量銃殺事件と、その捜査状況や犠牲者に関する報道に最も時間が割かれていました。被害者への様々な寄付金が集まってきていますが、バックグランドも収入も様々な犠牲者・被害者に、どうやって平等に寄付金を分けるか?が大きな課題だと言われています。

さて、いよいよクリスマス商戦が近づいてきていますが、デロイト・トウシュ・トーマツが発表した予測によると、今年の11月から1月までの売上は4%から4.5%アップとなるそうです。中でも、オンラインでの売り上げは18%から21%増が見込まれています。

消費者が手軽なオンラインショップに移行する流れは、もう止められませんね。大手マーケティング会社のeMarkerの発表によると、Sears、 JC Penney、 Kohl’s、 Macy’s and Nordstromといった大手百貨店に至っては、2011年の経済状況に戻るには、少なくとも600店舗の閉鎖が余儀なくされているそうです。下記の表をご参照ください。

 
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アメリカの小売店全体の売上(赤線)は、過去8年で1%減ってきていますが、大手百貨店の売上(黒の棒グラフ)の減少はさらに顕著です。
中でも、百貨店の中堅と言われるSears、 JC Penney、 Kohl’sのパフォーマンスが悪いようです。

とはいえ、中には確実に売り上げを伸ばして勢いがある小売店があります。どこだと思われますか?

正解はHome DepotとTJ Maxxです。Home Depotは住宅市場が元気が良いことに伴い、スクエアフィート当たりの売上が33%増で、更にオンラインショップに至っては過去5年で350%増と言われています。小売店舗の売り上げを伸ばしているものの、やはり主役はオンライン・ショップになりつつあるようです。

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TJ Maxxに至っては、有名ブランド品がディスカウント価格で購入できるため、消費者が「treasure hunt(宝物探し)」ができる小売店として根強い人気を集まているようです。また、TJ Maxxが大手百貨店のシェアを確実に奪ってきている存在だとも言われています。更に、このディスカウント商品のカテゴリーについては、アマゾンがまだ着手できていないことが、TJ Maxxにとっては追い風だそうです。

 
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そんな中、私たちはクリスマス商戦に向けての出荷作業が忙しく、営業面では小売店バイヤーのフォローアップで忙しい時期です。
更に、消費者が私たちのブランドをクリスマス・ギフトとして購入してくれるよう、ソーシャルメディアで種まきをしているところです。昨年以上の結果が出せるよう、皆で頑張ります!

松浦