SnapchatとInstagram 前編

スマートフォンがマストアイテムとなった現在、多くの人がSocial Mediaを活用しています。米国の市場調査会社eマーケターによると、SNSの世界利用者数は昨年24億6000万人になり、一昨年の22億8000万人から約8%増加したとしています。SNSの利用者数は世界人口の3分の1を占めるまでになり、世界インターネット利用者数の71%に達するそうです。

このように多くの人が利用するSNSは、企業にとっては良いマーケティングの場であると近年考えられています。数多くあるSNSのうち、今回は写真共有アプリであるSnapchatとInstagramを例にとり、ターゲット層や他社の活用例をお伝えしたいと思います。

 
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(左:Instagram、右:Snapchat)

皆さまSnapchatとは何かご存知ですか? The Statistics Portalの2017年9月のレポート(Most famous social network sites worldwide as of September 2017, ranked by number of active users by The Statistics Portal )によると、Snapchatのアクティブユーザーは現在約2億5500万人で、今勢いに乗っているSNSの一つです。2016年のBloombergの報道によると、1日のアクティブユーザー数はTwitterの1億3600万人に対し、Snapchatは1億5000万人でTwitterを超え爆発的な人気を誇るSNSの一つに成長しました。
ユーザー層は若年層が多いので、初めて聞く方も多いかもしれません。Snapchatのユーザーの約70%は女性で、そのうち71%が34歳以下、その約半分が18歳から24歳の若年層ですので、ユーザー層がかなり限定されている印象を受けます。
 Snapchatは名の通り「Snap」(写真・動画) をユーザー同士で送り合うことが出来るチャットアプリで、主な機能として、チャット機能とストーリー機能があります。
チャット機能はユーザー同士でチャットをしたり、加工した写真・動画を送り合ったりすることが出来ます。加工方法は様々あり、フィルターレンズや位置情報を利用して温度や時間などのその場所オリジナルのフィルター等を利用することが出来ます。
Snapchat最大の特徴は、チャット機能を通じて送られてくる写真・動画は、一度見てしまうとリプレイ機能を使用しない限り二度と見ることが出来ないという点です。写真に関して送信者は閲覧時間を1-10秒、または無制限に設定できることができ、受信者が閲覧可能な秒数を決めることが出来ます。リプレイ機能を使った際や、スクリーンショットをすると相手側に通知されてしまいます。
チャットも同様に一度読んでしまうとチャット履歴は消えてしまいます(保存可能です)。ストーリー機能は一度ストーリーを投稿すると、ユーザーの友達全員が閲覧可能になり、その投稿は何度でも見ることが出来ます。しかし、ストーリーに投稿した写真・動画は24時間で消えてしまいます。
このように見たらすぐに消えてしまう事や投稿したものが残らないという点から、Snapchatのアイコンはオバケがモチーフになっています。ネットが普及した現代において、過去の投稿を遡れることは容易になりましたが、あえてSnapchatは消滅する事を選択しました。これが若者に受けたのではないかと考えられます。またこのアプリは説明がほとんどなく、初心者はなかなか使いこなすのが難しいです。しかしこの説明不足にも理由があり、Snapchatの使い方から始まる会話を作り出すためだと会社側はしています。
 

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(下写真: 位置情報を使ったフィルター例)

その他の機能として、Snapchatはアプリ内でニュース番組「Stay Tuned」の配信を開始しました。平日は一日に2回配信され、米国や海外の主要ニュースを3〜5分程度で伝えるものです。
Snapchatは写真共有アプリとしては米国でInstagramに次いで2位のポジションとなり、広告業界からの評価も高いです。

 
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次にInstagramについてお話しします。Facebook newsroomによると、Instagramのアクティブユーザーは現在8億人を突破し毎日5億人が利用する写真共有アプリです。2012年にFacebookに買収されたことで話題になり、現在も急激にユーザーが増加しているSNSの一つです。利用者は20-40代のユーザーが多く、男性よりも女性の利用率が高い事が特徴的です。「Instagram」は、「Instant Telegram(インスタント・テレグラム)」を略した造語であり「Instant」は「即席、その場で」という意味で「Telegram」は「電報」を意味しています。Instagramは自由に写真を投稿でき、芸能人やスポーツ選手・政治家など多くの方が利用したことで人気に火が付きました。最大の特徴は、投稿した写真に自分のフォロワーが「Like(いいね)」や「Comment(コメント)」ができる事ですが、2016年8月にリリースされた「Story(ストーリー)」も人気の理由の一つです。「Story(ストーリー)」とは、通常フィード(タイムライン)とは別に写真や動画の投稿・共有やライブ配信ができる機能です。ストーリー投稿は画面上部の別枠(ストーリートレイ)に表示されるため、写真投稿にこだわりを強く持つユーザーは気軽に投稿することが出来る事と、もう一つ特徴な点は24時間で消滅してしまう事です。

 
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このストーリー機能に関しては、InstagramとSnapchatはほぼ同じですが、Snapchatの方が早くストーリー機能を取り入れていました。しかしThe Statistics Portalによるデイリーアクティブの表を見るとInstagramがいかに早くSnapchatのストーリー機能を追い越したかがわかると思います。このストーリー機能は、Instagram上で実施された初めての消える投稿で、数多くのユーザーが利用しています。現在では、企業が商品広告をする際にストーリー機能をうまく活用しているそうです。
今回はSnapchatとInstagramについてお話ししました。次回はこれらのSNSを使ったマーケティングについてお話ししたいと思います。

 
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(引用:Instagram Stories Blows Past Snapchat)