ソーシャルメディアの平均滞在時間の減少

アメリカのマーケティング会社、eMarketer(イーマーケター)の今年4月調査によると、アメリカのユーザーがソーシャルネットワークに費やす平均時間は減少の傾向にあるとの結果がでています。

FacebookユーザーがFacebookに費やす時間が少なくなったことが大きな減少の原因のようです。

下記のデータによると、ユーザーがソーシャルメディアに費やす平均時間は昨年よりも1分減少しており、これは2016年と2017年には合わせて13分増加していたことを考えると、大きな変化です。

アメリカのユーザーが1日にソーシャルネットワークに費やす平均時間 2015-2021

アメリカのユーザーが1日にソーシャルネットワークに費やす平均時間 2015-2021

注意:18歳以上の少なくとも1月に1回、任意のデバイスを介してソーシャルネットワークアカウントにアクセスする人:マルチタスク(複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行すること)のデバイスに関係なく、各媒体に費やされた時間には、その媒体に費やされたすべての時間が含まれます:例えば、Snapchatを使用している時のFacebookでの1時間のマルチタスクは、Snapchatでは1時間Facebookでは1時間としてカウントされます。

上記の表によると、平均消費時間は2017年に1時間15分に増加した後、2018年に1時間14分に減少し、2021年まではこのまま横ばいになると推測されています。

2018年には1億6,920万人がFacebookを利用していたため、Facebookの利用時間の減少が全体的なソーシャルメディア利用時間の減少の主な要因でした。2018年のアメリカの成人は、1日に38分Facebookを利用していますが、これは2017年から3分も減少しており、2019年には37分に減少すると予想されています。

Facebook,は、ブランド・企業・メディアからの投稿よりも、ユーザーの友人・家族・所属グループからの投稿をユーザーと結びつける動きを続けており、この動きは平均消費時間にあまり影響を与えないと説明しています。しかし、Facebookは若者ユーザーを失い続けており、彼らは他のソーシャルプラットフォームへと移行をしていっています。

これらの減少にもかかわらず、下記の表のとおり、ソーシャルメディアの利用シェアの多くはFacebookが支配しています。2019年3月のPew Research Centerの調査によると、成人ユーザーの74%が毎日Facebookにアクセスしていると答え、半数以上(51%)が1日に複数回プラットフォームにアクセスしたと回答しています。

上記の事から、Facebookは引き続きマーケティング担当者には魅力的なプラットフォームと言え、今年もFacebookプラットフォームに$28.53ビリオンもの投資がされるだろうと、eMarketerのアナリストは予想しています。